FC2ブログ
2013/03/17

エルグレコ展

エルグレコは絶対観に行かねば!と思い東京都美術館へ。
お客さんもまばらでゆっくりと鑑賞することができた。
51点の作品が集結。

閉館1時間15分前に入館したので、とりあえず3Fまでサーっとすべてを観てから、又1Fに戻りじっくり鑑賞。

1Fは肖像画家エルグレコのコーナー。
「燃え木で蝋燭を灯す少年」
5246325a-s.jpg

暗闇の中少年が蝋燭に燃え木で火を灯しているが、光の使い方、コントラストが効果的。
彼の表情にぐっと惹かれる。

「白貂の毛皮をまとう貴婦人」
とても綺麗な女性。
肌はなめらか、瞳も強く、毛皮も繊細に描かれてとても緻密な作品。

みえるものとみえないもののコーナーで特に目を惹いたのは
「フェリペ2世の栄光」
b650ea15-s.jpg

上半分は天上界、下半分は地上界。
右下には地獄、地上界の一番手前に神の審判を待つ黒衣のフェリペ2世がひざまづいている。

「改悛するマグダラのマリア」
greco-mag0202-5.jpg

とてもかわいらしい。くりっとした目。白い肌。右手を鎖骨空を見上げたポーズもキュンとする。
だが左手には骸骨、、、。

ダヴィンチコードでその存在を知った。
マグダラのマリアはもともと娼婦、キリストに癒された病人で、弟子の1人となり、イエスと結婚していた?
ミステリアスなマグダラのマリアに心惹かれてしまう。

クレタからイタリア、スペインへ。

キリストがエルサレムの神殿から両替商や鳩売り商人を追い出すマタイの福音書のシーン「神殿から商人を追い払うキリスト」

マリアに天使のガブリエルが降り、マリアが聖霊によってイエスを身ごもることをつげる「受胎告知」

「オリーブ山のキリスト」
「十字架のキリスト」
「キリストの復活」
など興味深く作品を鑑賞。

ラスト、クライマックスは「無原罪のお宿り」
縦3.5Mの超大作。
色彩の美しさが圧巻。
縦長のキャンバスにマリアさまが天を仰ぎ、高く登っていくようすが竜巻状の螺旋構図で描かれている。
みんながしゃがんでみているので、真似してみた。
うわ、すごい。
急角度でみれるので、絵の印象が格段にアップ。

691a3ba7-s.jpg

エルグレコの絵は色彩と陰影の使い方、とくにハイライトを上手にとりいれている。
精密な筆さばき、重厚感がありながら躍動感と立体感がある。
近くでみるのも素晴らしいが、少し遠くからみるとまた違った印象を受ける。
エルグレコ展、行ってよかったです。
スポンサーサイト