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2009/10/26

奇跡のリンゴ

ユースのペアレントから又奇跡のリンゴの木村さんの話を聞いた。
キッチンの本棚にも奇跡のリンゴ本があり手にざーっとみる。

何人もの方から彼の話は聞いていたのだが、本も読んだことがなかった。
先日の朝テレビ付けると、そこには満面の笑みの木村さんがいた。
思わずその前に座りこんで番組をみる。

その日に彼の事を書いた本、
奇跡のリンゴ 幻灯社 石川宅治著
を購入し、一気に読んだ。

木村さんという方は、岩木山の麓のリンゴの無農薬栽培に成功して、今や彼のリンゴを食べる事は不可能に近い。
しかし彼の無農薬栽培への挑戦への苦労は、この本から充分伺い知ることができる。

リンゴは1年に13回位農薬を散布しているらしい。
だから日本のリンゴは怖くて皮を食べる事ができない。
一番栄養があるのは皮とその周りであるのに。
農薬を撒かないとカビや菌にやられてしまい、害虫が多く発生する。

思ったよりリンゴの無農薬栽培は難しかったそう。
6年間実のることなく生活も苦しくなり、木村さんは絶望感に襲われながら満月の岩木山を登る。
そして死のうとした瞬間、月光に照らされていた木を見つけた。
森の木々は農薬を必要としていなかったことに気づく。

目に見えないものは見落としがちである。
人間であっても同じこと。
神経の働き、骨、内分泌、筋肉、結合組織やエネルギー、気、血、水の流れなどが整って、外側が輝く。

植物も自然界では落葉樹を分解する微生物や虫がいてからこそ、栄養のある土ができ、種や草が根を伸ばし、土の深い部分まで耕す。
自然の力というものは共存し、支え合って成り立っているのに、表面である虫や菌を殺すことに心を奪われて、大切な部分を忘れていたと。

虫や病気はリンゴの木が弱っていたから大発生するものであり、本来の力、自然治癒力が備わっていれな本来の植物は自分で自分を守ることができるのである。
以前は病気にかかったら葉が全部枯れて落ちてしまっていたのに、それに気づいてから作ったリンゴの葉は、葉は元気なまま感染した部分だけ葉が穴をあけて落とすらしい。

そして私を惹き付けたのはエピローグだった。
奇跡のリンゴは高額な値段をつけているのだと思ったからだ。
人というのは一般的に自分が何か特別な事を発見したり開発すると金欲に繋がる。
それが普通の人の感覚だし咎めもしない。

でも彼は5倍でも売れるリンゴを通常の価格で販売して、贅沢することなく、自分の発見したノウハウを惜しみなく、誰にでも教えているのだとか。

なんて素敵な人なのでしょう。
自分も金欲に眩むことなく、自然に感謝して他の人に尽くすことができる気持ちを忘れないで生きていきたい。
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